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永遠の0臆病者(2)

この記事の概要

永遠の0臆病者(2)では命をこい願った宮部が死に、大空で華々しく散りたかった長谷川が片腕を失って生き残った。これが人生の皮肉だ。命が大事と大空を逃げ回っていた祖父の話を聞かされ子孫としては、とてもがっかりしている。

(画像ウィキペデアから引用)

1. グラマンF4F

F4F ワイルドキャット(Wildcat、山猫または野良猫の意。意地悪女という意味も持つ)は、アメリカ合衆国のグラマン社が開発し、第二次世界大戦中に使用された艦上戦闘機である。後に続く同社製戦闘機の俗称となる「猫一族」のはしりとなる。(ウィキペデアから引用)

ずんぐりむっくりした頑丈な奴だ!ゼロ戦のような軽快性はないが、めっぽう打たれ強かった。


2. 一流のパイロット

一流のパイロットは、目が良かった。見張りを疎かにすることはなく、必ず先に敵を見つけていた。宮部久蔵の見張りは度を越していた。そのため多くの者に臆病者と陰口をたたかれていた。

ラバウルは、搭乗員の墓場と言われていた。そんなところで宮部は生き残り続けた。戦場から逃げてばかりいれば生き残れるだろう。お命大事は、隊でも物笑いの種だった。

宮部の明言は「生きて帰りたい」だった。

「帝国海軍、まして航空兵ならば心で思っても、口にしてはならない言葉だ。赤紙で招集されたものではなく、志願兵だ。そんな男が生きて帰りたいだと?」と長谷川が怒りを込めて二人に話した。


3. 落下傘

戦っているのは、敵の領域だ。落下傘で脱出しても、敵に殺されてしまう。

落下傘を携帯するのは脱出するのではなく小便をするためだった。搭乗員は飛行機の中に何時間もいる。道端で立小便というわけにもいかない。

小便用の紙袋を渡されていたが、用足し中にいつ敵が襲ってくるかわからない。こんな時に気を取られているときが一番危ないらしい。

尾籠な話:話題が下品だったり口にしづらかったりするさま。特に、下の話。「尾籠」は、「おこ」(痴)が転じた表現。(web辞典から引用)


4. 落下傘で降下中の米兵を撃ち殺した

「空戦は敵機を撃ち落とした時点で勝負はついている。戦場にも武士の情けがある。丸腰の人間を撃つのは卑怯者だと思う。戦場からはいつも逃げて、無抵抗な人間を撃ち殺す男なのだ」と長谷川が宮部を非難した。

映画にはない場面だったので、初めて聞いた時は驚いた。

長谷川和ガダルカナルの戦場で片腕を失っている。

(画像ウィキペデアから引用)


5. 一式陸上攻撃機(中攻)

一式陸上攻撃機(いっしきりくじょうこうげきき)は大日本帝国海軍の陸上攻撃機である。略称は一式陸攻(いっしきりくこう、いっしきりっこう)。連合国側のコードネームは「Betty」(ベティー)。三菱重工業株式会社(改称前は三菱内燃機株式会社)の設計・製造。支那事変・太平洋戦争で主力攻撃機として使用された。(ウィキペデアから引用)

中攻には7人の搭乗員と爆弾を抱えている。中攻は速度が遅い。狙われたらひとたまりもない。中攻の搭乗員は、その一撃のために命をかけている。そのため零戦が必ず護衛についている。中攻の直援隊は、自らの身を挺してでも中攻を守れと言われていた。

零戦とは本来、護衛戦闘機なのだ。

長谷川は、グラマンが突然中攻を襲ってきた時、反射的に機を滑らせ身を挺して中攻を守った。次の瞬間、頭上から撃たれ風防が飛び、片腕を失うことになった。

その日、中攻は6機未帰還、零戦は3機未帰還となるほどの厳しい戦いだった。だが、宮部の機体には弾痕は一つもなかった。厳しい戦場でも全くの無傷だった。


6. 人生の皮肉

ラバウルにいたのは2か月、戦闘機乗りとして戦ったのは一年半だった。80年の人生では、僅かな期間だ。だが、いつ死ぬかわからない状況下の一瞬一瞬の時間は、物凄く濃いのだろう。

戦後片腕の男に仕事はなかった。

「土にまみれて惨めに生きるよりも、大空で華々しく散る方が素晴らしくはないか」
生き残った人たちは特攻で死にたかったと思っているのだろうか。戦士は、土にまみれる生き方を好まないのだろうか。

土にまみれる人生、これほど平和な人生はないと思う。

「命をこい願った宮部は嫌々特攻に行かされ、死んだ。命が惜しくないと思っていた自分(長谷川)はこうして生きている」と長谷川は、思っている。

片腕を無くしたことで、運命を憎んでいる。すべてを宮部のせいにしたいのだ。

この時点で二人の兄弟は、祖父にがっかりしている。特攻隊員と聞いていたのでもっと勇ましい人だと思っていた。臆病者だった。命を大事に空を逃げ回っていた。


まとめ

グラマンF4Fについて
落下傘で降下中の米兵を撃ち落とす
一式陸攻について
戦闘員は華々しく散りたいと思っている


紹介


作品紹介

孤高の天才パイロットはなぜ死を選んだのか?
546万部突破の歴史的ベストセラー作品、百田尚樹著『永遠の0(ゼロ)』がオーディオブックで登場!

司法浪人生である佐伯健太郎が、フリーライターである姉・佐伯慶子と共に
太平洋戦争の際に特攻で戦死した祖父・宮部久蔵の人生を解き明かしていく、壮大な愛の物語。

オーディオブックでは、人気声優の江口拓也、櫻井孝宏、豊口めぐみ、そして女優の小芝風花ら豪華出演者により
ストーリーを忠実に表現し、音のみの世界によって想像力をより掻き立てます。
映画、テレビドラマ、漫画でも親しまれる人気作を、より原作に忠実に制作したオーディオブックでじっくりとお楽しみください。

【あらすじ】
物語の主人公・佐伯健太郎は、祖母の葬儀の日に実の祖父・宮部久蔵の存在を知らされる。
零戦パイロットとして天才的な操縦技術を持ちながら、生きることに執着し、
仲間から「臆病者」と蔑まれた宮部の実像を調べようと、健太郎は彼を知る人たちを訪ね歩く。

「家族の元に帰る」ことを妻・松乃と娘に誓った宮部がなぜ特攻を志願したのか、
その謎が健太郎の手により解き明かされていく。

【キャスト】

佐伯健太郎    江口拓也
宮部久蔵     櫻井孝宏
佐伯慶子     豊口めぐみ

祖父       糸博
松乃       小芝風花

長谷川梅男    秋元羊介
伊藤寛次     小上裕道
井崎源次郎    浜田賢二
永井清孝     金光宣明
谷川正夫     園部啓一
岡部昌男     樫井笙人
武田貴則     楠見尚己
景浦介山     辻親八
大西保彦     側見民雄
米軍兵士     杉村憲司

大石賢一郎    坂巻学
佐伯清子     根本圭子
高山隆司     松本忍
藤木秀一     山本善寿
江村鈴子     尾田木美衣
江村誠一     堀総士郎
島田加江     古城望
大西保彦(青年時代) 稲垣拓哉

【音楽制作】
音楽プロデュース 菊池常典

サウンドプロダクション吟(杉山健太郎、中丸雅貴、内田篤志)

【共同制作】
TOKYOFM/ジグノシステムジャパン/オトバンク

永遠のゼロ

グラマン一式陸攻
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