令和の記念に『万葉集』を楽しむ

この記事の要約

令和の記念に『万葉集』を楽しむを聴いて理解したのは国書が原典となった元号は初であり、その原典とは万葉集の「梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文」の一部です。「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」は新しい季節と新しい年を迎えることを重ね合わせた素晴らしい元号です。

国書が原典となった元号

国書が原典となった元号は初と言われていて、万葉集に大変注目が集まっています。歌集そのものの基礎知識と令和の元になった箇所について見てみたいと思います。

平成に続く元号として4月1日に発表されました。最初の元号から数えると248番目になります。今までは中国の漢籍から取られていましたが今回は日本に現存する最古の歌集である万葉集が典拠となっています。

現在、世の中では万葉集ブームが起きています。この令和という元号に込められた意味合いは、人々が美しく、心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つことを願っていることです。

梅の花が咲く時期の宴会の序文が元になっているので手話でも梅の花が咲く様子が当てられています。令和の令というと命令の令を思い起こさせられますが、お嬢様のことをご令嬢と言われていますので、令とは美しくキリッとした事を意味しているのです。

令和の原典

原典のところは、万葉集巻五 梅花の歌三十二首 序文です。

これは、万葉集の「梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文」の一部にあたります。

「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」

読み:しょしゅんのれいげつにして、きよくかぜやわらぎ、うめはきょうぜんのこをひらき、らんははいごのこうをかおらす

白文:于時初春令月氣淑風和梅披鏡前之粉蘭薫珮後之香

初春ということで旧暦の1月ですが、今でいうと2月くらいの季節になります。まだ寒いのですが暦の上では春になります。令月とは美しい月という表現です。

まだ寒いけれど春になってきたということで、「気淑く風和らぎ」で春になってきた風や空気を表現し、そのあとに梅とから欄といった植物の美しさを表現していったのです。

これは梅や蘭を美女に例えています。「梅は鏡前の粉を披き」これは白粉に当たります。美女の白粉に例え、「蘭は珮後の香を薫らす」の珮という字は、女の人が装飾品として付ける玉飾りを言います。

アクセサリーを付けている美女のいい香りが梅と蘭を美女に例えた表現になっています。日本の万葉集が出典ですが、文章自体は漢文です。格調が高い引き締まった文体になっています。

新しい季節と新しい年を迎えることを重ね合わせて元号が変わること、これは新しい年を迎えるのと初春が重なり合っている点で素晴らしい元号だと思います。

万葉集の歴史と概要

万葉集は誰が作ったものなのかは、実ははっきりしていません。古今和歌集であれば紀貫之らが中心になって編集したと言われています。新古今和歌集や百人一首であれば、藤原定家が中心になって編集したと言われています。

万葉集はいつ誰が作ったかということが、はっきり確認できていません。一番最後に編集を担当したのが、大伴家持と言われる人であることがわかっています。

大伴家持が生きていたよりも、もっとずと前の歌もかなりたくさん入っているのです。それがどんなふうに集められてのかははっきりしていません。

仁徳天皇の奥様の歌が入っているのですが、その方は歴史上おおよそ4世紀ぐらいの人とされています。昔から少しづつ作られたものを最後に大伴家持が完成させたのではないかという説です。

万葉集には大友家持本人の歌が多く入っています。また彼の彼女から送られてきたラブレターも多く入っています。

時代は奈良時代の終わりから平安時代の初めぐらいに完成したのではないかという説です。時代は千年以上前になります。日本がまとまり始めたのが600年代でした。日本という名前や大君を天皇と称したのがこの頃だと言われています。奈良時代には、古事記や日本書記が作られていました。

まとめ

国書が原典となった元号は初

万葉集の「梅花(うめのはな)の歌三十二首の序文」の一部

万葉集はいつ誰が作ったかということがはっきり確認できていない

紹介欄


オーディオブックから引用
作品紹介

*古典初心者でも『万葉集』を楽しめる、解説オーディオブックが誕生!*

2019年4月1日に新元号”令和”が発表されました。原典となった『万葉集』は、記録にのこる限りでは国書が原典となった初の事例ということで大変注目を浴びています。

本オーディオブックでは、『万葉集』の基礎知識を学べるほか、収録されている和歌の一部や、”令和”の参考となった箇所の朗読もお楽しみいただけます。

※『万葉集』をそのまま朗読したオーディオブックではなく、解説オーディオブックです。

<本オーディオブックの特徴>

1.『万葉集』を手に取る前に聴くと、もっと楽しく読める基礎知識が充実!
・令和の由来となった箇所はどんな意味?
・『万葉集』が誕生したときの時代背景
・『万葉集』ならではの特徴と魅力
・吉田先生オススメの3首
などを収録しています。

2.国語講師の吉田裕子先生が解説を務め、音声で手軽に楽しく学べる国語講師を16年務め、学習塾・カルチャースクールで教鞭をとるほか、TVやラジオ、書籍出版など幅広く活躍している吉田先生が、『万葉集』に関する基礎知識をわかりやすく柔らかく解説。古典にあまり触れたことがない方でも楽しくお聴きいただけます。

3.競技かるたA級・A級公認読手の資格を持つ声優・木本景子さんが読み手となり、和歌を朗読で表現
吉田先生オススメの3首、新元号の由来となった箇所を声優の木本景子さんが朗読。朗読で、文字とはまた違った『万葉集』の世界をお楽しみいただけます。

4.収録時間は約30分で、コンパクトに楽しく学べる約30分で聴けるため移動時間などのスキマ時間でコンパクトにお楽しみいただけます。

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